ドローンの資格は必要?費用や種類、取得方法を解説!

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ドローンの資格について徹底解説!!

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1.ドローンとはそもそも何?どんなものをいう?

つい数年前までは、「ドローン」はあまり聞きなれない言葉でしたが、現在ドローンはテレビをはじめとして、測量・点検・災害救助等様々な現場で活用されています。
経済産業省も「空の産業革命に向けたロードマップ」を作成して、ドローンを今後の国の成長産業の一つとして位置付けていますが、ドローンとはそもそもどんなものをいうのでしょうか?
ドローンは「無人航空機、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)」と呼ばれ、「人が搭乗しない航空機のこと」という定義がありますが、最近では人が乗ることが出来るものや、陸上を走るものもドローンと呼ばれることがあります。
「Drone」は英語でオスの蜂を表します。なぜ無人航空機が「ドローン」と呼ばれるようになったのかは諸説ありますが、一つには、ドローンのプロペラを回す際に発する音が、蜂の飛行音に似ていることから名付けられたとする説があります。
実はドローンの歴史は古く、イギリスやアメリカで第二次世界大戦期に軍事訓練用として開発されていました。その後、農薬散布などにもドローンが使われるようになりましたが、広く一般的に普及するほどではありませんでした。
しかし、2010年頃に小型カメラを搭載し、スマートフォンで手軽に操縦できる機体が一般向けに販売され、一躍ドローンが注目されるようになり、最近ではドローンに搭載されるカメラが高性能化によって、簡単にキレイな映像が撮影できるという事で、様々な業務でも活用される場面が増えてきています。

2.ドローンを飛ばすために資格は必要なの?


今後さらに活躍の幅を広げると見込まれるドローン。ドローンを操縦できるという事が自身の強力なステータスの1つとなってくるかもしれません。
ではドローンを操縦するためには、どのような資格が必要になるのでしょうか?
結論から言えば、2020年現在基本的にはドローンの操縦には資格は必要ありませんが、飛行方法によっては無線免許が必要になる等、別の免許が必要になる場合があります。

                          

ドローンの資格ってあるの?

「資格」と呼ばれるものの種類は大きく分けて「国家資格」、「公的資格」、「民間資格」の3種類に分けられますが、2020年現在わが国では、ドローンについては「民間資格」のみ存在しています。しかし、政府は2022年頃にはドローン操縦の公的な免許を導入する見込みとなっていて、制度化に向けて協議が行われています。
ドローンは改正航空法をはじめとした様々な法律や条例等によって飛行が規制されているという背景があるので法令に関する知識が必要な事と、操縦ミスや飛行トラブルによって重大な事故が発生することを防ぐために操縦技術を身に付けておく必要があります。そのため、現在は民間の講習団体が法令や操縦訓練などの講習を行い、修了者に対して資格を発行しています。

                          

資格がなくてもドローンを飛ばしていいの?

ドローンを操縦することに関しては、資格は必要ありません。しかし、改正航空法や小型無人機等飛行禁止法などといった法律によって飛行空域が制限されているほか、土地の所有者に許可を取ることなくその上空を飛行させた場合にはトラブルにつながる恐れがあります。このように、初心者が何もわからないままドローンを飛行させることは危険が伴いますし、知らぬ間に飛行禁止場所でドローンを飛ばしてしまったという事態にもつながりかねません。

                          

ドローンの資格さえ持っていればどこでも飛ばしていいの?

では、ドローンの資格さえあればどんな場所でも飛行させていいのでしょうか?
既に述べたように、ドローンの飛行は法律によって規制されていて、飛行できる場所は制限されています。これは、たとえ資格を持っていたとしても、それだけでは規制の対象となることには変わりありません。それでは、例えば改正航空法で禁止されている飛行空域でドローンを飛行させたい場合にはどのようにすればいいのでしょうか?
飛行可能な場所と飛行高度を調べて、その土地の所有者の許可を取ったうえでその場所の上空でのみ飛行させるというのも一つの方法ではありますが、どうしても飛行禁止場所でドローンを飛ばす必要がある場合には、国土交通省に飛行許可申請を行います。この申請をする際にドローンの資格があると大きなメリットがあります。
飛行許可申請というのは有資格者だけではなく誰でも出来るのですが、申請に対して許可処分が下されるには審査の基準が設けられていて、ドローンでの「飛行時間がおおむね10時間以上」とされています。すなわち申請自体は誰にでもできますが、許可は誰でももらえるわけではありません。ドローンの民間講習団体の大多数はこの「飛行時間10時間以上」という基準をクリアするように講習カリキュラムが作られているので、「資格を持っている者」=「飛行時間10時間以上を達成している者」と言えます。そして飛行許可申請の際にその資格を申請書に添付することで、「飛行時間10時間以上」という基準をクリアすることができます。

                          

トイドローンにも資格は必要なの?

ドローンは機体の総重量によって分類が変わります。2020年現在の場合ですと、機体の重量が200g以上の場合だとこれまで述べてきた「無人航空機」という分類になりますが、200g未満の場合ですと「模型航空機」といって所謂おもちゃに分類されます。この「模型航空機」のことを一般的に「トイドローン」と呼んでいます。トイドローンの大きな特徴として、これまで述べてきた改正航空法の規制の適用外になるというものがあります。(※トイドローンでも航空法での規制が適用される飛行禁止空域があります)
という事は、飛行許可申請をする必要がないとも言えるので、資格が必要ないといえるのではないのでしょうか。確かに資格は不要かもしれませんが、トイドローンにも適用される法律や条例があるので、法令の知識がないまま飛行させるのは危険と言えるでしょう。トイドローンとはいえしっかりと知識と操縦技術を身に付けたうえで飛行させた方がより安全といえます。

3.ドローン資格の種類と違い、取得費用の目安


既述のとおり、2020年現在ドローンの操縦に公的な免許は存在していません。ネット上で見かける「ドローンの免許」というのは、ドローンの講習を行っている民間の団体が発行している「民間資格」のことを指しています。
民間資格は発行する団体ごとに存在していて、その数は50にせまるほどになっています。そのうち、ドローンの民間資格を発行している主要な団体をいくつかご紹介します。

◆DJI CAMP

ドローンメーカーとして世界大手のDJIが実施している企業向け講習プログラムに「DJI CAMP」というものがあり、修了試験合格者はDJI CAMPスペシャリストとして認定され「技能資格認定書」が発行されます。
すでに10時間以上のドローン飛行経験を有することや法人あるいは個人事業主の方である事など、受講するためには条件があります。

 
・『受講条件』

⑴ 法人もしくは個人事業主の方
⑵ ドローンの飛行時間を10時間以上有する方
⑶ DJI製品のドローンを運用している方でユーザーマニュアルを熟読している方

 
・『受講費用』

約50,000円~100,000円(開催場所によって異なります)
    +
15,000円(認定証発行料)

15,000円(認定証更新料 2年毎)

 
・『講習日数』

2日間~

 

◆DPA

2016年に設立され、講習ではドローン操縦士の操縦技術向上に力を入れているのが特徴です。「ドローン操縦士回転翼3級」と「ドローン操縦士回転翼3級インストラクター」の2種類の資格があります。
また、「ドローン操縦士回転翼3級」の他に、ドローンをまったく操縦したことがない初心者向けに「フライトコース」(受講料金:約12万円)もあります。

 
・『受講条件(ドローン操縦士回転翼3級)』

⑴ 15歳以上
⑵ 視力(矯正視力可)が両目0.7以上、片目0.3以上
⑶ 赤色、青色、黄色の識別ができる方
⑷ ドローンの飛行時間を10時間以上有する方

 
・『受講費用(ドローン操縦士回転翼3級)』

約200,000円
    +
25,000円(ライセンス認定料)

12,000円(ライセンス更新認定料 2年毎)

 
・『講習日数』

2日間~

 

◆JUIDA

JUIDAは2014年に設立され、無人航空機を安全に運行させるためにスクール事業をはじめ、ガイドラインの策定等ドローンの運用に関するさまざまな活動をおこなっている団体です。全国に認定スクールがあり、JUIDAの認定資格は「無人航空機操縦技能証明証」と「安全運行管理者証明証」、「認定スクール講師」の3種類があります。

 
・『受講条件(無人航空機操縦技能証明証)』

⑴ 20歳以上
⑵ 視力(矯正視力可)が両目0.7以上、片目0.3以上
⑶ 赤色、青色、黄色の識別ができること

 
・『受講費用(無人航空機操縦技能証明証)』

約200,000円~約400,000円 (スクール毎に異なる)
    +
20,000円(ライセンス発行費用)

7,000円(ライセンス更新料 2年毎)
5,000円(JUIDA準会員年会費)

 
・『講習日数』

2日間~

 

◆ドローン検定協会

ドローン検定協会は2015年に設立された団体で、ドローン操縦士が適切な知識を身に付けることを目的に、およそ2か月に1回「無人航空従事者試験(ドローン検定)」として学科資格が取得できる試験を開催している他、全国に「ドローン教習所」として、「ドローン検定3級」ライセンスが取得できる学科講習とシミュレーターや実機を使った実技講習を実施しているスクールを展開しています。
認定者数は業界No.1 を誇り、他の主要団体と比べて安価な講習料金で資格を取得できることが最大の特徴です。

 
・『受講条件』

無し(講習場所によっては、受講条件が設定されている場合があります)

 
・『受講費用(ドローン教習所)』

約80,000円~約90,000円(ライセンス発行料込)
更新料なし

 
・『講習日数(ドローン教習所)』

2日間~

 

4.ドローン資格の取得方法

ドローンの資格を取得するためには、スクールに通って取得するというのが一般的に考えられる方法かと思いますが、その他先述の「無人航空従事者試験」を受験して取得する方法や、オンラインの講習で資格を発行しているドローンスクールも存在します。ただし、取得する資格によって自身に認定される技能は異なりますので、よく内容を検討したうえで資格を取得するように注意しましょう。

 

試験を受けて合格する

ドローン検定協会ではおよそ2か月に1回全国の会場で「無人航空従事者試験(ドローン検定)」を開催しています。近年の合格率は70%~75%くらいで推移していて、比較的易しい試験です。試験で取得できる資格は「ドローン検定1級~4級」までとなっていて、すべて筆記試験となっています。注意点としては、筆記のみの試験になるので「飛行実績時間10時間」といった実技の技能を証明する資格にはなりません。実技の証明証を取得するには、ドローン検定が全国に展開する「ドローン教習所」に入校して実技の講習を受講する必要があります。

 
・『受験費用』

ドローン検定4級:3,000円
ドローン検定3級:5,600円
ドローン検定2級(受験資格:ドローン検定3級取得者):12,200円
ドローン検定1級(受験資格:ドローン検定2級取得者):18,300円

 

講習会に参加する

こちらは一般的な方法でスクールに通って資格を取得するというものです。費用や取得できる資格は、主要な団体についてはすでに紹介させていただきました。こちらも注意点として、講習の内容や資格発行団体によって認定される技能が異なる場合がありますので、ご自身のドローン活用用途に合わせて受講する講習やスクールを選びましょう。

 

オンラインで講習を受講する

最近ではオンラインで講習が受講できるスクールがあります。ドローンを飛行させる際の法律知識を習得することや気象関係、機体の構造等、ドローンに関する情報の蓄積をすることができます。ただし、受講を修了しても資格が発行されない場合や多くの講座では実技講習が含まれていないので、資格が絶対に欲しい場合や「飛行時間実績10時間」といった実技の実績が欲しい場合にはやはりドローンスクールに通って資格を取得することをおススメします。

 

まとめ

今回はドローンの資格について解説致しましたが、一口にドローンの資格といっても現在は「公的」な資格ではなく、民間団体がそれぞれ独自に資格を発行している状況なので、その種類は数多くあります。講習内容によって料金や取得できる技能には差がありますので、ドローンの活用用途を考慮して、どの資格を取得するのかというのをよく検討しましょう。
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