未来を変えるテクノロジー 宅配や配達でドローンが活躍!

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宅配ドローン 空を飛ぶ!?

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ドローン輸送_1280
現在でも様々なビジネスで活用されているドローンですが、将来のさらなる活用方法として今最も注目されているのが「物流」で、宅配サービスの実験が各国で行われています。
物流に大きな革命をもたらすかもしれないと言われているドローン。ドローンを物流に活用することにより、どの様な課題が解決できるのでしょうか?各国の取り組みの現状についても解説したいと思います。

ラストワンマイルとは?

まずは現代の物流業界が抱えている課題をみていきましょう。
「ラストワンマイル」という言葉をご存じでしょうか?
主に通信業界や物流業界で使われる用語で「最終の拠点からユーザーまでの最後の区間」のことを指します。
例えば物流業界ですと、各地の物流センターからお客様の届け先(家や会社など)までの距離を意味します。
「Amazon」や「楽天」などといったEC(電子商取引)サイトの登場は、我々の生活に恩恵をもたらしてくれましたが、それに伴い物流業界では「ラストワンマイル問題」と呼ばれる課題に直面しています。
宅配便や再配達の件数は増えているのに、人材不足により、すべての配送を賄いきれなくなっているのです。
こうした喫緊の課題の解決に向けて、物流業界では自動運転技術を活用しようと模索しています。

ドローンで解決?ラストワンマイル問題

ドローン道路
現状、拠点に荷物を運ぶような大規模な物流は、陸海空といった複数の経路を活用していますが、「ラストワンマイル」については、ほぼすべてが陸路での配送です。
配送トラックの運転を自動化することや、自動運転配送ロボットなどを開発し、人員削減につなげようという試みが日々なされています。
同時に、「ラストワンマイル問題」解決への活路を空路に見出そうという企業も数多く存在します。
ドローンに配達物を積載し、自動運転で荷受け先まで送り届けるというサービスが、各国で開始され始めています。
空路であれば、荷受け先まで直線距離で進行できますし、渋滞に巻き込まれる心配もないので、人員削減・配達までの時間削減が見込めます。
では、日本を含めた各国企業のドローン配送について、最新の取り組みを見ていきましょう。

◆アメリカ

2019年4月よりグーグルの親会社であるアルファベット社傘下のWing社が米運輸省連邦航空局(FAA)から航空運送業者の認可を取得しました。
この認可を取得することで、Wing社はドローン操縦士が複数のドローンを使用して一般顧客向けに商業配送を行うことができるようになりました。
そして、同年10月米国薬局チェーン大手の「ウォルグリーン」社がWing社と共同で、市販薬やティッシュペーパーなどの日用品を、ドローンで宅配するサービスを試験的に開始しました。
専用のアプリから商品を注文すると、ドローンが店舗から数分で商品を届けてくれます。
アメリカではAmazonもドローンによる配達の実現に向けて、実証実験を重ねています。

◆中国

民生用ドローンで世界シェアの約7割を誇る、ドローン先進国の中国は、Antwork社が2019年10月にCAAC(中国民用航空局)から、都市部でのドローン飛行の許可を受けました。
中国国内で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、Antwork社のドローンは浙江省の医療機関へ医薬品を300回以上も輸送しました。
荷物の受け渡しなどで発生する人との接触時間も削減できるため、感染リスクの軽減にも繋がりました。

◆日本

日本では2019年7月、楽天がドローンを使った宅配の実証実験を行いました。
神奈川県横須賀市内のスーパーの商品を、東京湾最大の離島「猿島」までドローンで配送するというものです。
猿島は海水浴や釣りなどアウトドアが楽しめる人気のレジャースポットです。
海辺にバーベキュー場もあるのですが、島内にスーパーが無いため、食材は島へ向かう連絡船に乗船する前に購入して、持ち込まなければなりません。
ドローン配送の実験では、利用者がスマホのアプリを使って商品を注文すれば、横須賀市内から箱詰めされた商品がドローンで、片道5分ほどで島へ届けられます。
今回の実験は離島への配送や、山間部への宅配を想定したものともいえます。
その他に日本郵便などもドローンを使った郵便物の配送の実証実験を重ねています。

ドローン島

まとめ

物流業界が現状抱える課題の多くを、ドローンを活用することで解決できるかもしれません。しかし、大々的に普及させるには法律の整備やさらなる技術革新が必要となってきます。
日本政府としては、2022年に「有人地帯での目視外飛行(レベル4)」を実現させるとしているので、ドローンの利活用自体には前向きな姿勢を示しています。
ドローン専門の物流会社が誕生する日も、そう遠くないのかもしれませんね。

    

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