動物にとってドローンは侵入者?敵?
ワニに襲われ水中に引きずりこまれる・・・・
ワニは人を襲う事がありますが、ドローンも襲われてしまったようです。
オーストラリアのワニ園でテレビ番組の撮影をドローン(DJI mini SE)で行っていたテレビクルーが、ワニの上空付近を飛行させた際に、機体を噛みつかれた上に池の中に引きずりこまれてしまいました。
2週間後に池の中から機体を回収して調べたところSDカードは無事だったようで、襲撃の最後の瞬間がバッチリ撮影されていました。
迫力満点の映像を撮影しようと、ワニに近づきすぎてしまったようですね。
(参考:TBS NEWS『ワニ園でドローン受難、貴重ショット撮影し“殉職”』)
飛行中にカラスの襲撃
こちらもオーストラリアの話題です。
2019年からオーストラリアの首都キャンベラでコーヒー、薬、オフィス用品などあらゆるものを住民に届けているアルファベット傘下の「ウィング」は、ドローンをカラスが襲う事故が複数報告されたことで、一部地域でサービスを一時停止すると発表しました。
キャンベラでは、新型コロナウイルスによるロックダウンの影響で、ドローンによる配達の需要が急増しています。
日本でもドローンが野鳥に襲撃されて墜落するという事故が発生しています。
野鳥の中でも獰猛な種類は、自分のテリトリーにドローンが侵入してくると排除しようと攻撃してくるので、ドローンを屋外で飛行させる際には周辺に野鳥が飛んでいないかチェックしましょう。
また、野鳥がドローンに近づいてきた際には無理に飛行を続けようとせずに、速やかに飛行を中止させて事故発生の防止に努めましょう。
(参考:TBS NEWS『サービスは一時停止に… グーグル系宅配ドローンがカラスに襲われる【動画】』)
まとめ
ドローンの事故の発生事例として意外と多いのは、動物から襲撃を受けたという事例です。
私は幸いにも飛行中にドローンの機体を動物に襲撃されたことはありませんが、ドローンを操縦しているときに私の目の前を野生のイノシシがすごいスピードで横切っていったという事がありました。
野生動物はいつどんな行動をするか予測がつきません。
安全のためにはドローン飛行中の上空確認も重要ですが、常に操縦者自身の周囲の確認も怠らないようにしましょう。
2021.10.05 Tue