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飛行禁止空域とは?ドローンに関する規制を解説

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ドローンの飛行が禁止されている空域

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ドローン法律
ドローンを購入しても、どこでも、いつでも、好き勝手に自由に飛ばせるというわけではありません。法律により飛行禁止空域や、飛行させてはいけない施設の上空などが定められています。
2015年に制定された「改正航空法」により、バッテリー等を含めた機体の飛行重量が「200g以上」あるドローン「無人航空機」に対して、飛行禁止空域を定めました。
一方で、「200g未満」のドローンは「模型航空機」とされ、「改正航空法」の規制対象外です。ただし、航空機の飛行に影響を及ぼす空域では飛行を規制されるなど、少しややこしくなっています。
そこで、本記事では飛行禁止空域について解説していきます。

改正航空法で飛行が禁止される空域


※画像は国土交通省ホームページより引用

                  

200g以上のドローン「無人航空機」を飛行させようと思った場合、次の3つの空域は飛行禁止空域と定められています。

(1) 空港等の周辺の上空の空域
(2) 150m以上の高さの空域
(3) 人口集中地区の上空

この3つの空域に当てはまらない空域については、飛行可能な空域になります。
このうち、150m以上の高さを飛んでいるのかどうかは、現在主流となっているドローンでは、連動させているアプリから高度を確認できます。ただし、気を付けていただきたいのは、「地表面から150m以上の高さの空域」であるということです。たとえば、山でドローンを飛ばす場合などは、意図せずに地表面から150m以上の高さになってしまうことがあるので注意が必要です。
では、飛行させる場所が「空港等の周辺の上空の空域」や「人口集中地区の上空」になるかどうかは、どのように調べればよいのでしょうか?
実は、この2点の空域についてはスマートフォンのアプリやウェブサイトなどから調べることができます。

◆ドローンフライトナビ

iPadやiPhoneでのみ利用できるアプリなのですが、地図上に人口集中地域、空港、自衛隊の基地、小型無人機等飛行禁止法の対象地域であることなどによって飛行が禁止されているエリアが色分けして表示されます。日中(日の出から日の入りまで)の時間も確認できるので、非常に使い勝手が良いアプリです。

                  
◆AIRマップ

AIRMAPでは、飛行可能空域、周辺情報、さらには天気予報までも知ることができます。さらにこういった情報は日本国内のみならず、世界中の情報を知ることができます。海外でドローンを飛ばしたいという方におススメのアプリです。
さらに、アメリカなど一部の地域に対しては、飛行許可を受けるための承認リクエスト機能もあります。
また、アプリから無償の保険に加入することができますので、大変お得なアプリとなっています。

                  
◆国土地理院地図

国土地理院の作成している地図から、人口集中地区の確認ができます。
地図が赤く塗りつぶされて表示されている箇所が人口集中地区になりますので、上空は飛行禁止空域となります。
ウェブサイト上から確認ができるので、インストールする手間などがかからないのがメリットです。

以上、飛行禁止空域が確認できる方法を紹介致しました。
なおアプリの紹介説明で途中に「小型無人機等飛行禁止法」という言葉が登場しましたが、これは、重量に関係なくすべてのドローンが規制の対象となる法律で、国会議事堂や原発周辺など、国が重要と定めている施設の上空ではドローンの飛行を禁止するという法律です。

ドローン注意

200g未満のドローンでも規制される空域がある

「200g未満」のドローンは「改正航空法」の規制対象外ではありますが、航空機の飛行に影響を及ぼす恐れのある次の2か所の空域については、飛行が規制されます。

(1) 航空交通管制圏、航空交通情報圏、高度変更禁止空域又は航空交通管制区内の特別管制空域における飛行
(2) 地表または水面から250m(航空路内は150m)以上の高さの空域における飛行

空港周辺や地表から250m以上の飛行は規制される場合があります。また250m以内であっても、空域が航空路内となっている場合には高度は150mにまで制限されます。
必ず事前に空港の周辺地域ではないか、航空路内ではないかをアプリやウウェブサイト上から確認しましょう。

まとめ

説明してきたように、ドローンに関する法律はかなりややこしく、さらに細かいです。
初めてドローンを飛ばそうと思っている方が、一番不安に感じるところだと思います。
また、自分で調べようと思っても非常に時間が掛かり、屋外でドローンを楽しむための大きなハードルになっていると感じます。
マジオドローンスクールでは、座学で法律の知識を学ぶことができます。ドローンに対する不安を取り除き、あなたのドローンデビューを全力でサポートさせていただきますので、ぜひご受講をご検討下さい。

    

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2020.5.02 Sat